Xinosys 錫諾系統有限公司
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倉庫保管・物流とサプライチェーン・ファイナンスのサービス/システム設計

AGILE GDS

台湾で生産する自転車ブランドのために、「倉庫保管・グローバル配送・サプライチェーン・ファイナンス」を一体化したサービスを設計しています。在庫を台中の倉庫に集約し、そこから世界中へ直接出荷するため、ブランドは海外に倉庫を持つ必要がありません。全体の流れは Patisco を唯一のデータソースとしています。

お客様
自転車サプライチェーン・サービス(共同開発)
期間
2024 –
ステータス
仕様設計中
担当範囲
サービス設計、プロセス・システム設計
拠点
台湾・台中

課題

台湾から輸出される自転車の平均 FOB 価格は1,000米ドルを超え(2022年)、その8割近くが北米と欧州向けです。しかし多くのブランドは、現地で自ら倉庫を借り、トラックを手配し、銀行から借り入れています。支払条件は60〜270日が一般的で、生産から売り切りまで1年かかることも珍しくありません。入荷・出荷・販売のピークは互いに5か月ずれ、倉庫はあふれるか空くかのどちらかです。欧州で3,300平方メートル、倉庫スタッフ6名の倉庫を運営すると、保管コストだけで年間約52万ユーロかかると試算されます。どれほど有名なブランドでも、この方法で新市場に広げるのは難しく、最終的に在庫と与信枠に足を取られることが少なくありません。

進め方

  1. 013つのサービスをひとつに。倉庫保管は箱単位・月単位の課金で固定費を変動費に変え、海上輸送・航空輸送・国際宅配便で世界へ直送します。さらに在庫の自転車を担保として活用でき、ブランドの資金繰りに柔軟性が生まれます。
  2. 02倉庫は生産地の台湾に置きます。同じ3,300平方メートル・スタッフ6名の規模で、年間コストは欧州で自社運営する場合より約3分の1低いと試算され、さらに3〜9週間のバッファも確保できます。
  3. 03「所有権が移転するか」「資金のタイムラグに介入するか」「金融パートナーの参加が必要か」という3つの軸で、サービスを5つのプランに標準化しました。純粋な物流・倉庫保管、在庫の時間移転、AGILE が在庫を管理する融資、ストラクチャード型の販売代理、そして清算・回収の仕組みです。
  4. 04Patisco(貿商道)を唯一のデータソースとします。注文、仕様、検品報告、承認はすべて Patisco に記録され、ブロックチェーンで証跡化されて、否認できない証拠となります。
  5. 05「出庫許可ゲート」:Patisco で出庫許可が出なければ、倉庫システムは出庫できません。検収に通らなかった在庫はすべて凍結され、融資にも出荷にも使えません。
  6. 06出庫後の入金は、受領時の画像証跡をトリガーとします。イベントが記録されて初めて資金が解放され、記録がなければ支払われません。これにより金融パートナーは精緻な価格設定と分配ができます。

現在の成果

  • 氷点下4〜9度の冬、車で3,352キロを走り、ベルギー、ドイツ、オーストリアのブランドと販売代理店11社(合計年間販売台数約20万台)を訪問しました。どの企業もこれを業界の未来を変える流れと捉え、今後の展開に関心を示しています。
  • サービス定義書、エンドツーエンドのプロセス文書(2026年1月 v1.0)、出庫後の資金フローに関するサービス説明書が完成し、現在は物流・通関・金融の各パートナーと条件を詰めています。

技術

PatiscoWMS integrationBlockchain notarizationProcess design